◇注文フォームへ
☆2012.01 今月のおすすめ絵本
『どこいったん』
ジョン・クラッセン 作/
長谷川義史 訳/

クレヨンハウス/定価1575円


今月は、“赤”を効果的に使った絵本を2冊ご紹介します。

まずはこちら、タイトルのインパクトが大きい『どこいったん』。
絵本作家・長谷川さんが初めて手掛ける翻訳絵本だそうですよ。
会話や独り言のみで進んでいくお話は、すべてが軽妙な大阪弁。
すっごく味があります!!

「ぼくのぼうし、どこいったん?」

くまは、だいじな赤いぼうしをさがして、森の仲間に聞いて回ります。
ぬぼーっとした絵の雰囲気から、ほのぼのストーリーを想像してしまいますが、
意外なラストに「え?」としばし沈黙…。私の推理がまちがってなければ、
ちょっとブラックです。

でも、大阪弁て、こういうときホント便利ですよね。ワンクッション置ける
というか、ユーモラスな方向に持っていけるというか。
とにかく、めっちゃおもろかったで☆☆

『もりのおくの おちゃかいへ』
みやこしあきこ 作/
偕成社/定価1260円


モノクロームの静けさが抒情的な雰囲気をかもし出す、すてきなすてきな絵本です。
一見、外国の絵本かしら?と思ってしまうほど、洗練されたデッサン画の
表紙に一目ぼれの方も多いのでは?

お父さんが置き忘れたケーキを、おばあちゃんの家に届けにでかけたキッコちゃん。
雪の上の足跡をたどり、お父さんらしき後ろ姿を追っていった先には見知らぬ
大きな家がありました。キッコちゃんが扉を開けた時、いっせいに振り向いた
動物たちの迫力といったら!!キッコちゃんが迷い込んだ不思議ワールドに、
私たち読者はいつのまにか引き込まれてしまいます。

そうそう、この絵本のなかの印象的な“赤”は、キッコちゃんのニット帽と
スカートです。黄色も所々使われていて、この2色がモノトーンの世界に
温かみを添えていますよ♪