今月のおすすめ

このコーナーでは、店のおはなし会で評判のよかった本、
スタッフのお気に入り本、なぜか売れている本などなど、
りとるわんの“今”をとらえた絵本を幅広くご紹介したいと思います。


◆先月までの本を見る
『どんどこ どん』 〔幼児絵本シリーズ〕
和歌山静子 作/福音館書店/定価840円

とっても勢いがあって、野菜の生命力を実感する絵本です☆

「つちのなかで どんどこどんどこ/あら にんじん」というふうに、
にんじん・じゃがいも・ごぼうといったおなじみの野菜が、土の中で大きく
成長している様子を、リズミカルな掛け声と大胆な絵で表現しています。

それぞれ特徴のある葉っぱもきちんと描き分けられていますし、
次のページでどんな野菜が“どん”と出てくるのか楽しみになる
作りになっています。縦に見開く体裁なので、より迫力があるんですよ。

お母さんといっしょにこの絵本をながめることで、小さいお子さんが
野菜をもっと身近に感じてくれたらいいなぁと思います。

『モンゴルのおはなし  おかあさんとわるいきつね』 
イチンノロブ・ガンバートル ぶん/
バーサンスレン・ボロルマー え/つだのりこ やく/
福音館書店/定価1470円

表紙を見て、「あ、これは絶対おもしろい!」と直感☆☆

モンゴルのお話というのが、まずは読みたくなるポイントのひとつ。
そして、表紙絵の構図や色調、トナカイの表情までも、
私が大好きな雰囲気なんです。

モンゴルの北の果てに広がる「タイガ」と呼ばれる深い森。厳しい自然の中で
トナカイを飼って暮らす人々と、人間の赤ちゃんを狙うずるがしこいキツネの
おはなしです。

毛皮や布で覆われた住まい「オルツ」のなかに赤ちゃんを残して仕事をする時は、
キツネにさらわれないようにお母さんはいろいろな工夫をこらします。
でも、ある日とうとうキツネに赤ちゃんを連れ去られてしまうのですが…?

緊迫感のある攻防でありながら、お母さんとキツネのやりとりは何だかユーモラス。
お母さんのたくましさと愛情が、そこにはたっぷりと描かれています。
キツネから赤ちゃんを守るための工夫のひとつひとつがとってもほほえましい♪

絵もお話も魅力いっぱいなので、大人のかたにもぜひ味わっていただきたい絵本です。


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