あんな本・こんな本

◇◇Vol.117◇◇

年齢に関係なく、定番のものや、読み継がれているものなどをご紹介していきます。
こんな本はどうかしらというものがございましたら、ぜひお寄せください。ご紹介したいと思います。

◆先月までの本を見る
『なにわのでっち こまめどん どっちもどっちの巻』
村上しいこ 作/たごもり のりこ 絵/
佼成出版社2010 年3 月初版/ 定価1365 円

関西弁で書かれている本です。関西弁というと「じごくのそうべえ」が
1 番にあげられ、落語がもとになっているのですが、この本も、おもし
ろおかしい人ばかりが出てきて、やっぱり落語の世界。
大阪と聞くと、なにかせかせかした慌ただしくてうるさいというイメー
ジが強いのですが、このおはなしの江戸時代は、それはもうのんびりし
てて人情たっぷり。
繁盛しているのかどうかわからない薬屋で働くのんびりでっちの”こま
めどん”やこわい番頭さん、そしてどこかぬけてる旦那さんなどが織り
成す世界にどっぷりと浸ってみてください。続編に「ねずみこわいで
ちゅう」「どろぼう どいつや」があります。
それらしく聞こえるかどうかわからないのですが、関西弁に兆戦してみる
とけっこう楽しいものです。

『まがなった』
すなやま えみこ えとぶん/
ポトス出版/2006 年11 月初版/ 定価1365 円

“まがなった”とは津軽弁で“身支度する”という意味です。
寒さの厳しい冬、津軽の子どもたちは表に遊びにいくとき、防寒対策を
ばっちりときめます。
着るものはストーブのそばで暖めておき、下はけいとのももひきとシャツで
きぶくれしてもこもこ。ひもつきてぶくろにアノラック、そしてとどめは
スキーズボン、ながぐつのなかにはトンガラシ、これでようやく“まがない”
完了!( 正しいかな?)
この本もみようみまねで津軽弁らしいイントネーションをつけて読んで
みましょう。けっこう楽しめます。
ご近所に出身の方がいたら本物の津軽弁で読んでもらいましょう。

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