『なにわのでっち こまめどん どっちもどっちの巻』
村上しいこ 作/たごもり のりこ 絵/
佼成出版社2010 年3 月初版/ 定価1365 円 |
関西弁で書かれている本です。関西弁というと「じごくのそうべえ」が
1 番にあげられ、落語がもとになっているのですが、この本も、おもし
ろおかしい人ばかりが出てきて、やっぱり落語の世界。
大阪と聞くと、なにかせかせかした慌ただしくてうるさいというイメー
ジが強いのですが、このおはなしの江戸時代は、それはもうのんびりし
てて人情たっぷり。
繁盛しているのかどうかわからない薬屋で働くのんびりでっちの”こま
めどん”やこわい番頭さん、そしてどこかぬけてる旦那さんなどが織り
成す世界にどっぷりと浸ってみてください。続編に「ねずみこわいで
ちゅう」「どろぼう どいつや」があります。
それらしく聞こえるかどうかわからないのですが、関西弁に兆戦してみる
とけっこう楽しいものです。